京都市の地価って?決まる基準についても紹介!

不動産コラム

地価は一定の時期に国土交通省の土地鑑定委員会が発表します。
しかし「具体的に何がわかるのかを知りたい」「京都市の地価はどのくらい?」など、詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、公示地価・基準地価・路線価それぞれの仕組みや土地の価格に影響する5つの要素について解説します。

□公示地価・基準地価・路線価とは?

・公示地価
公示地価は、国土交通省の土地鑑定委員会が毎年3月に都市計画区域その他の土地取引が適正な価格を形成するために地価公示法に基づき公表しているものです。

全国3万程度の「標準地」と呼ばれる地点を不動産鑑定士が鑑定評価をもとに毎年1月1日に決定します。

・基準地価
基準地価は、国土利用計画法にもとづき、都道府県が毎年7月1日を基準日として土地の標準価格を公表することです。

毎年7月1日時点における基準地の1㎡当たりの価格を毎年9月下旬ごろに公表します。

・路線価
路線価は、道路に面している1月1日時点における1㎡当たりの評価額を指します。
不動産鑑定士などによる鑑定評価額をもとに国税庁が毎年7月1日に公表します。

□土地の価格に影響する5つの要素とは?京都市の例も紹介!

・エリア
土地の価格にもっとも影響するのがエリア(地域)です。
最寄り駅へのアクセスなど、交通の利便性が重視されるためです。
オフィスや住宅が多いエリアでは、土地の需要が高まり、価格に影響します。

閑静な文教地区では、子育て世代に人気のあるエリアのため、価格も高めになっている場合があります。

また、人気のある学区では、土地の価格が上がるケースもめずらしくありません。
近隣にスーパーや病院、大型商業施設、市区町村役場などがそろっている場合も土地の価格に影響するでしょう。

・広さ
土地の価格は「坪単価×広さ」によるため、土地の面積が広いほど高くなります。

・日当たり
土地の向きは価格に影響を及ぼします。
しかし、仕事などにより、日中家にいないことが多い場合は、南向き以外を選ぶと安くなるケースもあります。

・土地の形
整形地が好まれますが、不整形地は坪単価が低くなります。

・建ぺい率・容積率
土地によって建ぺい率・容積率の制限があります。そのため、

・接道
車の出入りに影響するのが接道です。
スムーズに出入りできるかどうかで土地価格に影響します。

・用途地域
用途地域ごとに建物の特徴・種類が決まるので、土地の価格にも影響します。
建物の大きさによって価格は変わります。

京都府の土地価格相場は、1番人気のエリアは、京都市左京区 で88.8 万円/で、京都市北区 101.4 万円/坪、京都市中京区 142.6 万円/坪、京都市上京区 132.3 万円/坪、京都市右京区 82 万円/坪の順となっています。

□まとめ

土地の価格は、エリア・広さ・形・建ぺい率・容積率・日当たり・用途地域・接道など、さまざまな要因で変わります。
土地探しは、公示地価・基準地価・路線価などを参考にするのも方法の一つです。
京都市で不動産をお探しの方は、いつでもご連絡ください。