空き家の固定資産税を支払えない。
空き家は所有しているだけで、メンテナンスや税金などの費用がかかります。
しかし、そんな使用していない空き家に固定資産税を支払っている余裕がないと感じる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、固定資産税が払えないときの対処法についてご紹介します。
□空き家の固定資産税の支払いを放置するとどうなるのか?
使用していない空き家に固定資産税を支払っているうちに、支払いたくないと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで固定資産税の支払いを放置するとどうなるのかについて解説します。
1.遅延手数料の発生
固定資産税の納付期限を過ぎると、支払いの遅延による手数料が発生します。
納付期限から1か月を超える遅延では、手数料は最初の1か月で2.6パーセント、その後の期間で8.9パーセントにまで上昇します。
このように納付が遅くなるほど高額な遅延手数料が発生するため、支払いを忘れていた方は速やかに支払うようにしましょう。
2.資産の差し押さえの可能性
支払い遅延が続くと、最終的には滞納処分と呼ばれる措置が取られる可能性があります。
これにより、空き家となっている不動産や、給料、預金などの資産が差し押さえられる可能性があります。
また、固定資産税の未納は、裁判手続きなしで直接差し押さえが行われることがある点に注意が必要です。
したがって、支払いを先延ばしにせず、滞納を防ぐために積極的に対処することが重要です。
□固定資産税が払えないときの対処法とは?
固定資産税の支払いが難しい場合、まず最初に自治体の窓口に相談することが重要です。
その後、以下の対処方法を行うようにしましょう。
*分納や徴収猶予を申請する
自治体に相談した後、分納や徴収猶予の申請を検討しましょう。
分納を選択すると請求額を分割して支払うことができますが、延滞金が発生する点に注意が必要です。
徴収猶予は、特別な事情(例:災害や病気)がある場合に、1年間の支払い猶予が認められる制度です。
*不動産を売却する
支払いが難しい場合は不動産の売却を検討することも選択肢の一つです。
売却によって得られる売却利益を活用して税金を支払うことができ、また将来的には固定資産税がかからなくなるメリットもあります。
□まとめ
固定資産税を放置してしまうと遅延手数料が発生したり、差し押さえされたりします。
そのため、納付期限を過ぎてしまった場合は、速やかに支払うようにしましょう。
使用していない空き家の固定資産税の支払いが難しい場合は、分納や徴収猶予など自治体に相談することが大切です。
また、不動産売却も一つの選択肢として検討してみませんか。
当社は不動産売買に対応するのでお気軽にご相談ください。