不動産の売却でよくあるトラブルとは?対処方法についても紹介!

本稿をご覧の皆さんは不動産の取引においてどのようなトラブルがあるかをご存知でしょうか。
これから不動産の売却を検討している方には、ぜひよくあるトラブルを押さえておいてほしいです。
そこで今回は、不動産売却でよくあるトラブルとその対処方法について紹介します。

□よくあるトラブルを紹介

まずはどんなトラブルがあるのかを知ることが重要です。
ここでは売主と仲介業者で発生するトラブルについて見ていきたいと思います。

・仲介手数料に関して
悪徳な不動産業者は、法外な仲介手数料を要求してくることがあります。
しかし、不動産会社がもらえる仲介手数料は法律によって制限されています。
200万円は取引額の5パーセント、200万円超400万円以下は取引額の4パーセント、400万円超は取引額の3パーセントです。
このパーセンテージは押さえておきましょう。

・広告料に関して
賃貸物件でよくある事例で、広告料の実費を請求されることがあります。
売主が依頼によって広告をした場合は実費を請求できるという法律はあります。
自分から依頼していない場合は請求されることはないので覚えておいてくださいね。
広告料に関する取引は書面で残すようにしましょう。

・売らないこと
これは囲い込みのことを指します。
物件を売らずに自社で売ってしまう方法です。
こちらは専属専任媒介契約の場合によく発生するトラブルです。
信頼できる会社であればこの契約をしても良いですが、悪徳な業者であれば悪用される可能性があります。

□トラブルを回避するためには

上記のようなトラブルを回避するためにはどうしたら良いのでしょうか。
ここからはトラブルを回避する方法をいくつか紹介します。

・売買契約書では契約解除について確認
契約書の内容を正確に読み取るのは難しいのですが、契約解除に関しては確実に押さえておいてください。
契約解除の場合はトラブルが多くなるので、内容に問題がないかをしっかりと確かめましょう。

・瑕疵に関する法改正を理解
今までに瑕疵担保責任とされていた責任に関しては、2020年の4月より契約不適合適任として取り扱われることになっています。
雨漏り箇所や土台の腐食、水回りの不具合といった瑕疵について詳しく記載する必要があります。

・知っていることは全て不動産会社と共有
売買が不利になるようなことを黙っていると、損害賠償請求や契約破断が発生する可能性があります。
後からトラブルになるのを避けるためには、知っていることは全て話すようにしてくださいね。

・会社選びは大切
契約する不動産会社も非常に大切です。
信頼できる会社を探してくださいね。

□まとめ

今回は、不動産売却でよくあるトラブルとその対処方法について紹介しました。
不動産によって発生したトラブルは厄介なものが多いです。
トラブルが発生する前にご自身でもできることから始めていきましょう。