任意売却とは?不動産を任意売却することで得られるメリットについて紹介します!

不動産コラム

住宅ローンの返済が滞ると、どうなるのか知っている方も多いはずです。
ローンを滞納してしまっても、ご自宅が競売にかけられる事態はどうしても避けたいものですよね。
今回は、競売にかけられる前の最終手段である任意売却について解説します。
住宅ローンの返済について不安な方は、確認しておきましょう。

□不動産の任意売却について

任意売却とは、不動産が競売にかけられる前に、自らで不動産を売却してローンを返済する方法です。

任意売却には、いくつか条件があります。
まず、必須条件としてはローン返済の滞納があります。
これは、債権者が債務の一括弁済を求められるようになるためです。
滞納期間は3カ月〜6カ月くらいが一般的です。
他にも、任意売却するための条件には、住宅ローンの他にも税金の滞納などで役所から差し押さえを受けていないこと、不動産の共有者や連帯保証人の合意を受けていることなどがあります。

□任意売却のメリット

競売にかけられるよりも、ご自身で不動産を任意売却することをおすすめします。
なぜなら、任意売却には、売却する際に競売よりも好条件で取引ができることに加え、プライバシー保護につながるというメリットがあるからです。

*競売よりも好条件で売却できる

任意売却は、競売より高値で売却できる可能性があります。
自分の意思を反映して、好条件での売却を目指せるからです。
任意売却は、自ら売却活動を進められるため、買い主との交渉次第では市場価格と同様の売却価格、またはそれ以上の価格で売却できる可能性もあります。

一方で、競売の場合は任意売却と異なり、裁判所の判断をもとに金額や売却先が決定されます。
そのため、任意売却の売却価格と比較すると、大幅に低い売却価格になり得ます。
一般的に、競売時の売却価格は、市場価格の7割程度だと言われています。

*プライバシーの保護

任意売却は、プライバシーが侵害されない点も大きな魅力です。
競売の場合だと、「ローンを滞納している」「家を手離すことになった」という事実がネットや新聞などの媒体を通じて、近所の人に知られる可能性があります。

一方で、任意売却の場合は、その事実が外部に漏れる可能性が低く、周囲に事情を知られずに売却できます。

□まとめ

今回は、任意売却の概要と、競売と任意売却の違いについて解説しました。
任意売却をする場合は、任意売却をするための条件に合っているのだろうか、市場価格と同等以上の価格で売れるのだろうかなど、ローン以外にもさまざまな悩みが出てくるかもしれません。
当社では、不動産売買業務の第一線で10年以上のキャリアを持ったスタッフが在籍しております。
ローンの返済や不動産売却にお悩みの際は、お気軽にご相談ください。